下の前歯が見えない
（過蓋咬合）が気になる方へ
下の前歯が見えない
（過蓋咬合）とは？
上顎の前歯が下顎の前歯を過剰に覆い隠している噛み合わせの状態を指します。正常な噛み合わせでは、上の前歯が下の前歯をわずかに覆う程度ですが、過蓋咬合の場合はこの覆い方が極端に深くなり、下の前歯が完全に隠れてしまいます。
下の前歯が見えない
（過蓋咬合）の治療に対する
矯正医の想い
- 生活の質を大きく向上させる過蓋咬合の治療
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過蓋咬合は見た目にも影響を及ぼし、口元のバランスが崩れることで、笑顔に自信を持てなくなる方も少なくありません。「人前で笑いたくない」「写真に写るのが嫌だ」といった心理的な負担は、日常生活や対人関係に影響を及ぼすことがあります。このようなコンプレックスが解消されることで、患者様の自己肯定感や社会的な自信が大きく向上することが期待できます。
矯正治療を行うことで、これらの問題を根本的に解決し、患者様が本来持っている笑顔や健康を取り戻すことが可能です。過蓋咬合の治療は、単に歯並びを整えるだけでなく、患者様の生活の質（QOL）を大きく向上させる治療です。矯正医として、患者様一人ひとりの状況に合わせた最適な治療を提供し、健康的で自信に満ちた未来をお届けすることを目指しています。
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（過蓋咬合）治療の流れ
- 矯正相談
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自分の歯並びで気になるところ、治療に関するご不安をご相談ください。治療例もご覧いただき、治療前の不安を解消していただきます。
- 矯正検査
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治療のスタートになります。
顔貌写真・レントゲン写真・歯型の採得を行います。
- 矯正診断
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精密検査の結果を受けての診断になります。
患者様と同じゴールをイメージし、抜歯か非抜歯かなど詳しく治療計画を説明いたします。
- 歯磨きチェックをします
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装置を付けている間は、磨き残しリスクが高まります。まず口腔内の状態を良くしてから、必要であれば歯磨き指導も行います。
矯正治療専用の歯ブラシを処方いたしますので、きれいに磨きましょう。
- 装置をつけていく準備をします
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受診したらすぐに装置が付くの？と思われがちですが、実は、矯正の装置が付くまでにバンドを入れたり、型取りをしたりする必要があるため、複数回通院していただきます。
（小児矯正の一期治療の場合はこのような装置はまだ使いません）
- 装置をつけ矯正歯科治療スタート
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１〜２ヶ月毎に来院していただきます。
- 治療終了・保定
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当院では、できるだけ長く保定装置をつけていただきます。ご希望があれば同意書にサインをいただいた上で保定装置を取ることも可能です。
下の前歯が見えない
（過蓋咬合）の治し方について
過蓋咬合の治療は、噛み合わせのバランスを整えることから始まります。一般的には、矯正装置を使用して上の前歯を後方に移動させたり、下の前歯を前方に出すことで適切な咬合を目指します。過蓋咬合が強い場合、この調整を行わないと下の前歯に過度な負担がかかり、歯や歯茎にダメージを与えることがあります。 一方で、過蓋咬合の程度が比較的軽い場合は、バイトプレート（咬合挙上装置）を使用することで非侵襲的に改善が可能です。また、歯をきれいに並べるために「ディスキング（IPR）」を行い、歯の接触面を調整することもあります。さらに、難症例の場合には、MEAW（マルチループエッジワイズアーチワイヤー）という高度な矯正技術を用いて、精密な歯の移動を行うこともあります。患者様の口腔状態に合わせた治療方法を提案し、最適な結果を目指します。
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（過蓋咬合）の症例
CASE
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BEFORE
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AFTER
主訴： |
噛み合わせが深い。上下が噛み合わない。正中のずれが気になる。 |
|---|---|
診断・症状： |
過蓋咬合・叢生 |
年齢（治療開始時）： |
44歳 |
性別： |
女性 |
治療内容： |
非抜歯で装置をつける。 |
抜歯部位： |
なし |
治療期間： |
矯正治療３年３ヶ月 |
