今日は子育てをしているお母さん、これから赤ちゃんをほしいと思っている方に読んでいただきたい内容です。大人の方はほぼ毎日歯磨き粉を使用して歯磨きをしておられると思います。そういえば、こどもっていつから歯磨き粉を使うの?どんなものがいいの?疑問に思ったことありませんか?今日はそんな疑問についてブログを書いてみますね。
実は、赤ちゃんはミルクや離乳食などが中心なので歯磨き粉なしのブラッシングで十分汚れを落とすことができるのです。
うがいもできませんので無理に歯磨き粉を使用する必要はありません。
水をつけた歯ブラシで丁寧に歯磨きをおこなうと赤ちゃんの歯の汚れはとれるのです。
歯ブラシを嫌がる赤ちゃんには濡らしたガーゼを指に巻きつけて優しく歯の表面の汚れを拭いてあげて口の中の異物感になれるようにしてあげるとよいと思います。
あとおすすめは、食後にお茶を飲む習慣をつけお口の中をすすぐだけでも、虫歯予防の働きがあると考えられます。歯ブラシはヘッドが小さめで柔らかめの歯ブラシがよいと思います。
個人差はありますが2歳ぐらいからだんだんとぶくぶくうがいができるようになります。そうすると歯磨き粉を使い始められます。うがいができるようになったらそろそろ歯磨き粉を使っていいですよというサインです。はじめは様子を見ながら無理をしないようにしましょう。
当医院ではフッ素入りの歯磨き粉をお勧めしています。味はいちご、りんご、ぶどうの味があり好きな味を選べるので毎日楽しく虫歯予防ができます。うがいは少しのお水で口に含ませる程度でフッ素を歯に残してください。フッ素を全部洗い流すのはもったいないです。歯に残して虫歯予防です。
そして3カ月に1回歯科医院でのフッ素塗布をおすすめしています。
・歯科医院でのフッ素塗布は歯磨き粉よりもフッ素濃度の高いものであること
・プロフェショナルケアをおこないきれいな状態でフッ素塗布を行います。
・虫歯がないかチェックを行います。
歯磨きの習慣を赤ちゃんの時からしっかりつけてお子様を虫歯から守ってあげたいですよね。歯医者は痛いことをするところではなく歯磨きをしてフッ素を塗る所と思ってもらえたら歯医者嫌いにはならないと思います。
あともう一つだけ!最近は意識の高いお母さまが増えていますのでご存知と思いますが、
口移し、箸・スプーンの共有はだめです。
私も経験があるのですが、私達世代はわかっていても、おばあちゃん世代は意外とこれを知りません。スキンシップも赤ちゃんに与えてあげられる
大切な行為ですが、むし歯や歯周病は感染症なのだということをしつこく、お伝えしておきます。
3カ月に1回フッ素を塗る習慣をつけると大人になって歯科医院にメンテナンスに行くということが当たり前になると思います。いい習慣は人生を豊かにすると私たちは考えています。