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キラッと光る白い歯で笑顔を!ホームホワイトニングの魅力

日本矯正歯科学会認定医・歯学博士河底晴紀

だいぶん暖かくなり、ゴールデンウィークが近づくと共に観光シーズンに突入します。写真を撮る機会が増える中、あなたの笑顔はどうでしょうか?美しい白い歯で思い出の写真を残したいものです。今回は、笑顔をより一層引き立てる「ホワイトニング」について詳しくご紹介します。

ホワイトニングとは?

「ホワイトニング」と聞くと、コーヒーやワインなどによる着色を思い浮かべる方も多いでしょう。私自身もコーヒーが大好きで、毎食後に欠かさず飲んでいます。しかし、どれだけしっかりと歯磨きをしていても、いつの間にか歯に着色がついてしまうことが悩みです。コーヒーやワイン、チョコレート、タバコのヤニなどが歯の着色の原因となります。また、加齢による歯の黄ばみも避けられない現象です。

このような着色の悩みを解決するのが「ホワイトニング」です。ホワイトニングには、大きく分けて以下の3つの方法があります。

  • オフィスホワイトニング: 歯科医院で専門の施術を行う
  • ホームホワイトニング: ご自宅で専用のマウスピースを使って行う
  • デュアルホワイトニング: オフィスとホームの併用で行う

当院では、患者様が自宅で手軽に行える「ホームホワイトニング」をご提供しています。では、ホームホワイトニングについてさらに詳しく見ていきましょう。

ホームホワイトニングのプロセス

ホームホワイトニングは低濃度の薬剤を使用し、歯の内側(象牙質)から徐々に白くしていきます。特に加齢による黄ばみは歯の内側から起こるため、ホームホワイトニングが最適な方法です。もちろん、コーヒーやワインなどの飲食物による外的な着色も、この方法で白くすることができます。

ホームホワイトニングの手順は次の通りです:

  1. 歯型を取る: まずは歯科医院で歯型を取り、専用のマウスピースを作成します。患者様の歯にぴったりとフィットするため、ホワイトニング効果が高まります。

  2. 自宅でホワイトニング: ご自宅にて、マウスピースにホワイトニングジェルを塗布し、装着します。ジェルが歯に浸透し、時間をかけて少しずつ白くしていきます。

  3. 片顎ずつ行う: 効果を確かめながら進めるため、まずは上顎だけ行い、次に下顎に移ります。これにより、変化がよりわかりやすくなります。

ホームホワイトニングのメリット

ホームホワイトニングには多くのメリットがあります。

  • 歯を削らない: 自然な白さを取り戻すことができ、歯を削る必要がありません。削らないため、歯への負担も少なく、後戻りが起こりにくいのが特徴です。

  • 自分のペースで進められる: ご自宅で、好きな時間にホワイトニングを行うことができるので、忙しい方でも無理なく続けられます。

  • 前歯から奥歯まで対応可能: ホームホワイトニングは、前歯だけでなく奥歯まで全体的に白くすることができます。

  • コストパフォーマンスが高い: 一度専用マウスピースを作れば、薬剤を追加購入するだけで何度でもホワイトニングが可能です。

ホームホワイトニングの費用

当院でのホームホワイトニングの費用は以下の通りです。

  • 片顎 20,000円(税抜): マウスピースとホワイトニング薬剤2本の価格です。
  • 追加の薬剤 1本 1,000円(税抜): 効果を持続させたい場合に追加で購入できます。
  • マウスピースの再製作費用 片顎 5,000円(税抜): 万が一、マウスピースが破損した場合、再製作が可能です。

ホワイトニングに関するQ&A

ここでは、患者様からよくいただく質問にお答えします。

Q. ホワイトニング中に来院が必要ですか?
A. ホワイトニング開始後、1週間に1度来院いただき、歯のクリーニングや色のチェックを行います。

Q. 毎日ホワイトニングしても大丈夫ですか?
A. 毎日行って問題ありませんが、しみる場合は頻度を少なくして様子を見てください。

Q. ホワイトニングジェルはどれくらい持ちますか?
A. 毎日使用して1週間ほど持ちます。

Q. どのくらいで白くなりますか?
A. 個人差がありますが、1ヶ月ほどでかなり白くなるケースが多いです。

Q. かぶせものや詰め物も白くなりますか?
A. ホワイトニングは天然歯にのみ効果があるため、かぶせものや詰め物は白くなりません。必要に応じて、セラミックなどの白い材料に交換することが可能です。

ホームホワイトニングの注意点

ホワイトニングを行う際には、いくつか注意点があります。

  • 妊娠中・授乳中の方は控えてください: 現在、妊娠中や授乳中の女性にはホワイトニングを推奨しておりません。万が一のリスクを避けるためです。

  • 着色しやすい食べ物・飲み物は控える: ホワイトニング直後は着色しやすいため、カレーやチョコレート、コーヒー、紅茶、赤ワインなど色の濃い食べ物や飲み物は控えましょう。また、タバコも避けることが望ましいです。

ホワイトニングと他の治療との併用

ホワイトニングは、かぶせものや詰め物の治療とも併用することが可能です。特に、審美性を重視したい方にはオールセラミックのかぶせものを提案しています。ホワイトニングで歯を白くしつつ、色合いが合わない部分はセラミックで補うことができます。

ホワイトニングをお考えの方は、まず歯科医師と相談し、最適な治療プランを立てることが大切です。自分に合った方法で歯を白くし、笑顔をさらに引き立てましょう。

最後に

ホワイトニングは、見た目の改善だけでなく、笑顔や自信を引き出すための大切な治療です。当院では、ホームホワイトニングを推奨し、患者様が自宅で手軽にできる美白ケアをサポートしています。

白い歯を手に入れて、より素敵な笑顔でゴールデンウィークを楽しみましょう!

 

 

ホワイトニング説明(歯の構造)

ホワイトニング前後

この記事は、河底歯科・矯正歯科院長河底晴紀が書いております。

◾️資格

・歯学博士

・日本矯正歯科学会認定医

◾️所属

日本臨床歯科学会(SJCD)

K-Project

・FCDC

MID-G 

広島県歯科医師会

福山市歯科医師会 理事

一般社団法人福山市歯科医師会附属福山歯科衛生士学校 歯科矯正学講師

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