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八重歯はチャームポイントですか?矯正歯科医からみた八重歯の恐ろしさ

八重歯ガール

 

 

 

 

日本矯正歯科学会認定医・歯学博士 河底晴紀

http://yaebasuperstar.blog123.fc2.com/より写真転載

(↑元・八重歯ガールの元祖とも言える篠原ともえさんも現在は矯正治療をされました。)

衝撃的なタイトルですよね。今日は、八重歯についてです。

八重歯と国際的なイメージ

日本に訪れる外国人の多くが、日本人の歯並びの悪さに驚くといいます。欧米では、歯並びの良さは清潔感や自己管理能力の象徴とされ、歯並びが悪いと就職や人間関係においてマイナスの印象を与えることさえあるのです。このような背景から、子どもの頃に矯正治療を受けるのが一般的で、歯並びをきれいに保つことが大切な自己管理の一環とされています。

日本でも徐々に予防歯科への意識が高まりつつありますが、八重歯がかわいいという考え方を持つ人はまだ少なくありません。しかし、歯並びの悪さが将来の健康に与える影響を考えると、八重歯を放っておくことは大きなリスクとなるのです。

八重歯は放っておかないほうがいい理由

八重歯をそのままにしておくことの問題点は、見た目の問題にとどまりません。八重歯が歯並びのバランスを崩し、他の歯や口全体に影響を与えるリスクがあるのです。

まず、八重歯は歯科医学的には「犬歯」が外に飛び出た状態のことを指します。この犬歯は、顎を動かすガイドとして重要な役割を果たす歯です。しかし、八重歯の状態では、このガイドとしての役割が十分に機能せず、食事や噛み合わせに問題が生じる可能性があります。また、八重歯は歯磨きが難しく、虫歯や歯周病のリスクも高まります。最終的には、八重歯のせいで歯を失う可能性が高くなり、結果的に口全体の歯並びが崩れてしまうこともあります。

八重歯が与える健康面でのリスク

八重歯を放置することによるリスクは以下のようなものです:

  1. 唇を傷つける
    八重歯が唇や内側の頬を頻繁に傷つけ、口内炎や不快感を引き起こすことがあります。

  2. 笑顔が気になる
    八重歯が気になって思い切り笑えない、という方も多いです。これは精神的なストレスの要因にもなります。

  3. 口呼吸になりやすい
    八重歯があると口を閉じにくくなり、口呼吸が習慣化しやすくなります。口呼吸は、乾燥した空気が直接喉に入り込み、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる原因となります。

  4. 歯磨きがしにくい
    八重歯は位置が不安定なため、他の歯よりも歯磨きが難しく、汚れが溜まりやすくなります。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まるのです。

八重歯を治すべき理由

八重歯を治すことは、見た目の改善だけでなく、健康面でも多くのメリットがあります。まず、歯並びが整うことで噛み合わせが良くなり、食べ物をしっかりと噛むことができるようになります。これにより、消化がスムーズになり、胃腸への負担が軽減されます。また、歯並びが改善されることで、口内の清潔を保ちやすくなり、虫歯や歯周病の予防にも繋がります。

芸能界でも、若い頃に八重歯がトレードマークだった方々が、最終的には矯正治療で八重歯を治しています。松田聖子さんや篠原ともえさん、沢尻エリカさんなど、多くの著名人が歯列矯正を通じて美しい笑顔を手に入れています。

当院の八重歯治療

河底歯科・矯正歯科では、八重歯の矯正治療に力を入れています。八重歯を抜かずに、時間をかけて丁寧に矯正することで、歯全体のバランスを整え、健康的で美しい口元を作り上げます。

矯正治療は確かに費用や時間がかかりますが、それは未来への投資です。将来的な歯のトラブルを未然に防ぎ、長い目で見れば健康と美しさを維持するための大切な選択となります。当院では、患者さん一人ひとりのライフスタイルや希望に合わせた治療プランを提供していますので、安心して治療を受けていただけます。

まとめ

八重歯は一見「かわいい」と思われるかもしれませんが、長い目で見ればさまざまなリスクを抱えています。将来の健康と美しい笑顔を手に入れるためには、八重歯を早めに矯正することが大切です。八重歯を治すことで得られる自信や健康は、何にも代えがたいものです。矯正治療を検討されている方は、ぜひ河底歯科・矯正歯科までご相談ください。あなたの笑顔がもっと輝くよう、私たちが全力でサポートいたします。

 

この記事は、河底歯科・矯正歯科院長河底晴紀が書いております。

◾️資格

・歯学博士

・日本矯正歯科学会認定医

◾️所属

日本臨床歯科学会(SJCD)

K-Project

・FCDC

MID-G 

広島県歯科医師会

福山市歯科医師会 理事

一般社団法人福山市歯科医師会附属福山歯科衛生士学校 歯科矯正学講師

 

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