ホワイトスポットって何？！その原因と治し方を徹底解説！

日本矯正歯科学会認定医・歯学博士河底晴紀

歯に白い斑点が現れる「ホワイトスポット」は、見た目に影響するだけでなく、歯の健康にとっても気になる存在です。今回は、ホワイトスポットの原因と、その治療法であるフッ素塗布による再石灰化とラミネートベニアについて詳しく解説します。また、治療にかかる費用についてもご紹介します。福山でホワイトスポットの治療をお考えの方はぜひ参考にしてください。

ホワイトスポットとは？その原因は？

ホワイトスポットは、歯のエナメル質に現れる白い斑点で、次のような原因で発生します：

初期虫歯：むし歯の初期段階で、酸によってエナメル質が溶け始めると白くなり、ホワイトスポットが生じます。この段階で早期発見すれば、適切なケアで進行を防ぐことができます。
エナメル質形成不全：歯のエナメル質が正常に発達しないことによってホワイトスポットが発生します。生まれつきの場合もあれば、栄養不足や体調不良が原因で発生することもあります。

ホワイトスポットの治療法：フッ素塗布とラミネートベニア

ホワイトスポットの治療には、症状や原因に応じて次のような方法があります。

1. フッ素塗布での再石灰化

フッ素を歯に塗布することで、エナメル質が再石灰化し、ホワイトスポットを目立たなくします。この方法は特に初期段階のホワイトスポットに有効で、痛みもなく手軽に受けられます。また、フッ素にはむし歯予防効果もあり、ホワイトスポットが再発するリスクを低減できます。

2. ラミネートベニア

ラミネートベニアは、歯の表面に薄いセラミックを貼り付ける治療法で、ホワイトスポットを完全に覆い隠すことができます。ラミネートベニアは歯の色に合わせて自然に仕上げられるため、美しい見た目を保つことができるだけでなく、耐久性にも優れています。この治療法は、自費診療であり、審美的な仕上がりを求める方におすすめです。