医療DX推進体制整備について以下の通り対応を行っています。
(1)オンライン請求を行っています。
(2)オンライン資格確認を行う体制を有しています。
(3)電子資格確認を利用して取得した診療情報を診察室で閲覧、活用できる体制を有しています。
(4)電子処方箋を発行する体制を開始予定です。
(5)電子カルテ情報共有サービスを活用できる体制を整備しています。
(6)医療DX推進の体制に関する事項や質の高い診療を実施するため、十分な情報を取得・活用して診療を行うにあたり、当院の見やすい場所への掲示とウェブサイトへの掲載を行っています。
診療情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めています。
より詳しく下記に記載します。
患者さんにとっての利便性
1. 簡単な予約と受付
医療DXの導入により、患者さんはオンラインで24時間いつでも予約が可能になります。これにより、電話での予約が不要となり、患者さんは忙しい日常生活の中でもスムーズに予約を取ることができます。また、予約の変更やキャンセルもオンラインで簡単に行えるため、無駄な時間や手間を省けます。
2. スムーズな受付と会計
医院に到着すると、患者さんは紙の診察券を持参する必要がありません。デジタル診察券をスマートフォンで表示するだけで、受付がスムーズに完了します。また、診察後の会計もキャッシュレス決済により迅速に行え、待ち時間の短縮につながります。
3. 医療情報の一元管理
医療DXにより、患者さんの診療情報がクラウド上で一元管理されます。これにより、過去の診療履歴や処方薬の情報を簡単に確認でき、診察のたびに詳細な説明を繰り返す必要がなくなります。また、他の医療機関との連携も容易になり、迅速な診断や治療が可能になります。
4. 簡単な医療費の管理
医療DXのシステムにより、患者さんは自分の医療費や保険適用の詳細をオンラインで確認できます。これにより、医療費の支払いや管理が簡単になり、透明性が高まります。
医院にとっての労働時間の短縮・削減
1. 業務効率の向上
医療DXは、受付や会計業務の効率を大幅に改善します。オンライン予約システムにより、電話対応や予約管理の時間が大幅に削減され、スタッフは他の重要な業務に集中することができます。また、電子カルテの導入により、紙のカルテを探す手間が省け、診療時間の短縮にもつながります。
2. 自動化による負担軽減
DX技術を活用して、会計処理や在庫管理などの定型業務を自動化することで、スタッフの負担を軽減します。これにより、業務時間が短縮され、労働時間の削減が実現できます。特に、キャッシュレス決済の導入により、現金管理や釣銭の準備といった作業が不要になります。
3. リモート診療の拡充
医療DXにより、オンラインでのリモート診療が可能になります。これにより、患者さんは自宅から診察を受けることができ、通院の手間を省けます。また、医院側も診療スペースの効率的な活用が可能になり、診療時間の調整が柔軟に行えます。
4. データ管理の効率化
クラウドベースの電子カルテシステムにより、データの管理とアクセスが容易になり、時間と労力を大幅に削減できます。診療データの一元化により、スタッフは必要な情報を迅速に検索・閲覧でき、業務の効率が向上します。
5. 紙の使用量削減
電子カルテやデジタル診察券の導入により、紙の使用量が大幅に減少します。これにより、紙の管理にかかる時間やコストが削減され、エコロジカルな診療環境の構築にも貢献します。
まとめ
医療DXは、患者さんにとっての利便性を大幅に向上させると同時に、医院にとっても業務効率の改善と労働時間の短縮をもたらします。DX技術の導入により、患者さんはより快適で効率的な医療サービスを受けることができ、医院側は業務の負担を軽減し、質の高い医療提供に専念することができます。これからの医療現場において、DXの進展は欠かせない要素となるでしょう。
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・歯学博士
・日本矯正歯科学会認定医
◾️所属
・FCDC
・福山市歯科医師会 理事
・一般社団法人福山市歯科医師会附属福山歯科衛生士学校 歯科矯正学講師