こんにちは、河底晴紀です。歯科医師として、患者さんの健康を守ることは私の使命です。今日は、学校で行われる歯科健診について、そしてなぜ設備が整っている歯科医院での健診が重要なのかについて話したいと思います。
学校での歯科健診の現状
多くの学校では年に一度、生徒全員が歯科健診を受けます。これは非常に重要な取り組みであり、子どもたちの口腔健康を守る上で欠かせません。しかし、この健診が「学校での健診は一度に大量に診る」という状況で行われていることが多く、その実態を深く理解する必要があります。
設備の問題
一般的に、学校での歯科健診は「設備がなく、体育館や保健室で」行われることがほとんどです。そのため、「機械もない」という状態で、歯科医師が視診や手診によって健診を行う必要があります。これにより、詳細な診断や治療計画の立案が難しい場合があります。
なぜ設備が整っている歯科医院での健診が重要なのか
詳細な診断の可能性
設備が整っている歯科医院では、最新の機器を用いて詳細な診断が可能です。例えば、デジタルレントゲンや口腔内カメラを使用することで、見落としがちな虫歯の初期段階や歯周病の兆候を発見することができます。
個別のカウンセリング
歯科医院での健診では、一人ひとりに合わせた時間を確保し、個別のカウンセリングが可能です。これにより、生徒の口腔状態や疑問に対して、詳しく説明することができます。
早期治療の重要性
設備が整った歯科医院で早期に問題を発見することは、治療の負担を軽減し、長期的な口腔健康を守る上で非常に重要です。早期発見・早期治療により、将来的な大がかりな治療を避けることができます。
学校健診と歯科医院健診のバランス
学校での健診は、多くの子どもたちが口腔健康の大切さに気づく最初のステップです。しかし、その限界も理解し、定期的に設備が整っている歯科医院での健診を受けることをお勧めします。これにより、より詳細な診断と、必要に応じた治療を受けることが可能になります。
まとめ
学校での歯科健診は非常に重要ですが、設備の限界があるため、全ての口腔問題を発見・解決することは難しいです。設備が整っている歯科医院で定期的に健診を受けることで、より健康な口腔環境を維持することができます。私たち歯科医師は、皆さんの口腔健康を守るために、最新の知識と技術を提供し続けます。
当院、河底歯科・矯正歯科には、広島県府中市、広島県三原市、広島県尾道市、岡山県井原市、岡山県笠岡市から矯正治療をするために多数の方が来院される人気の矯正歯科です。矯正を早く始めるためには、虫歯を治療してからきていただくのも一つの方法です。
この記事は、河底歯科・矯正歯科院長河底晴紀が書いております。
・歯学博士
・日本矯正歯科学会認定医
◾️所属
・FCDC
・福山市歯科医師会 理事
・一般社団法人福山市歯科医師会附属福山歯科衛生士学校 歯科矯正学講師