日本矯正歯科学会認定医・歯学博士河底晴紀
こんにちは!福山市で矯正治療に強い総合歯科、院長の河底晴紀です。今日は、私の医院でよく相談を受ける「乱杭歯」(乱ぐい歯)について、中高校生のみなさんにも理解してもらえるようにお話しします。乱杭歯は多くの方が抱える悩みの一つであり、私たち歯科医師が対応する重要な課題です。それでは、乱杭歯について詳しく見ていきましょう。
乱杭歯(乱ぐい歯)とは?
乱杭歯とは、歯が正しい位置に並ばず、まるで杭が乱れ打たれたように歯並びが悪い状態を指します。具体的には、歯が重なり合って生えている、歯間に大きな隙間がある、歯が異常に斜めに生えているなど、さまざまな形態があります。これらの状態は、見た目の美しさだけでなく、口腔内の健康にも影響を及ぼすことがあります。
乱杭歯(乱ぐい歯)が引き起こす問題
乱杭歯は見た目の問題だけではなく、以下のような様々な健康上の問題を引き起こす可能性があります。
- 咬み合わせの悪化:歯が正しく咬み合わないことで、食べ物を噛む際の効率が悪くなり、消化不良の原因になることがあります。
- 虫歯や歯周病のリスク増加:歯が重なり合っていると、ブラッシングがしにくくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
- 発音の問題:正しい位置に歯がないと、言葉をはっきりと発音するのが難しくなることがあります。
乱杭歯(乱ぐい歯)の原因
乱杭歯の原因は一つではありません。遺伝的な要因、乳歯が抜けるタイミングの遅れ、不適切な口の癖(例えば、指しゃぶりや唇を噛む癖など)、過度の口呼吸など、さまざまな要因が組み合わさって乱杭歯を引き起こします。
乱杭歯(乱ぐい歯)の治療方法
乱杭歯の治療方法には、主に矯正治療があります。矯正治療は、歯を動かして正しい位置に導くことで、美しい歯並びと機能的な咬み合わせを目指します。治療方法には、従来型のブラケットを使用した矯正から、目立ちにくいマウスピース型矯正まで、患者さんの状態や希望に応じた多様な選択肢があります。
当院には矯正医が3名常駐しております。
https://www.kawasoko-dental.com/staff.html
まとめ
乱杭歯(乱ぐい歯)は多くの方が抱える問題ですが、適切な治療を受けることで、見た目と機能の両面で大きな改善が期待できます。もし、あなた自身やご家族が乱杭歯で悩んでいる場合は、ぜひ専門の歯科医師に相談してみるのがオススメです。私たちは、あなたの美しい笑顔を取り戻すお手伝いをいたします。
この記事は、河底歯科・矯正歯科院長河底晴紀が書いております。
・歯学博士
・日本矯正歯科学会認定医
◾️所属
・FCDC
・福山市歯科医師会 理事
・一般社団法人福山市歯科医師会附属福山歯科衛生士学校 歯科矯正学講師