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指しゃぶりが歯並びに与える影響とは?知っているといないとで大きく出る影響

福山市で矯正治療をしている河底歯科・矯正歯科 院長の河底晴紀です。

今日は「指しゃぶりが歯並びにどのような影響を与えるのか」について、分かりやすくお伝えします。

指しゃぶりは、多くの子どもが自然に行う行為です。特に乳幼児期によく見られ、心の安定や眠りを誘うための自己慰安行為として行われます。しかし、この行為が歯並びに与える影響について、保護者の方々から多くの質問を受けます。それでは、詳しく見ていきましょう。

指しゃぶりと歯並びの関係

指しゃぶりが歯並びに与える影響は、主に二つの要因によって決まります:

1. 指しゃぶりの強さ

指を強くしゃぶることで、上顎にかかる圧力が増します。これが原因で、上の前歯が前方に突き出す「出っ歯」の原因となることがあります。また、下の歯が内側に傾く「反対咬合」を引き起こす可能性もあります。

2. 指しゃぶりをする期間

短期間の指しゃぶりであれば、歯並びに大きな影響を与えることは少ないです。しかし、乳歯が生え揃った後も続いたり、永久歯が生え始める6歳頃まで続くと、歯並びや顎の成長に悪影響を及ぼす可能性が高まります。

指しゃぶりが引き起こす具体的な問題

  • 前歯の突出:前述したように、上の前歯が前方に突出することで、正常な咬み合わせが妨げられます。
  • 顎の変形:長期間にわたる圧力は、顎の骨の成長に影響を与え、形状が変わる可能性があります。
  • 歯列不正:指の形に合わせて歯が並ぶことで、不自然な歯並びになることがあります。
  • 口腔衛生の問題:指しゃぶりをすることで、口の中に細菌が入りやすくなり、虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。

指しゃぶりをやめさせる方法

指しゃぶりを自然にやめさせるためには、子どもの心理的なニーズに注目し、安心感を提供することが重要です。以下にいくつかの方法を紹介します。

  • 代替行為の提供:安心できるぬいぐるみや毛布など、別の安心できるアイテムを提供します。
  • ポジティブな強化:指しゃぶりをしないでいられたときは、ほめたり小さなご褒美をあげるなど、肯定的な反応を示します。
  • ストレスの軽減:指しゃぶりがストレスから来ている場合は、その原因を取り除くことが効果的です。

まとめ

指しゃぶりは多くの子どもにとって自然な行為ですが、歯並びに影響を与える可能性があります。しかし、適切な対処とケアによって、その影響を最小限に抑えることができます。もし心配な点があれば、早めに歯科医師に相談することをお勧めします。

子どもの成長は一生に一度の貴重な時間です。健康な歯と美しい笑顔で、その成長を全力でサポートしたいものですね。

当院、河底歯科・矯正歯科には、広島県府中市、広島県三原市、広島県尾道市、岡山県井原市、岡山県笠岡市から矯正治療をするために多数の方が来院される人気の矯正歯科です。矯正を早く始めるためには、虫歯を治療してからきていただくのも一つの方法です。

この記事は河底晴紀が書いています。Google口コミもチェックしてくださいね。

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◾️資格

・歯学博士

・日本矯正歯科学会認定医

◾️所属

日本臨床歯科学会(SJCD)

K-Project

・FCDC

MID-G 

広島県歯科医師会

福山市歯科医師会 理事

一般社団法人福山市歯科医師会附属福山歯科衛生士学校 歯科矯正学講師

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