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ブラケットオフ(装置を外す)について

福山市で矯正治療をしている河底歯科・矯正歯科の院長河底晴紀です。

矯正治療中の患者さんから「あとどのくらいで装置を外せますか?」と質問されることがあ
ります。きれいな⻭並びになって早く装置を外したい!と誰もが思うことですよね。

さて、今回は⻭につけた装置(ブラケット)を外す時の流れについてお話ししていきます。

⼼待ちにしていたブラケットオフ(矯正治療が終了し矯正装置を外すこと)の⽇!
まず⻭⾯清掃を⾏い、後戻り防⽌の装置をつけます。
矯正治療後に何もせずにそのままにしておくと、⻭は元の位置に戻ろうとします。これが後
戻りです。
特に矯正治療が終わったばかりの⻭は周囲の⾻が安定していないため、とても動きやすい
のです。この後戻りを防ぐのが、リテーナーと呼ばれる保定装置です。
⻭は⼀⽣動き続けます。リテーナーはできるだけ⻑くつけたままのほうが良いと⾔われて
います。

さあ、いよいよブラケットを外します!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブラケットオフの時にはワイヤーをつけたまま外していきます。
ブラケットは⻭科⽤の接着剤でつけています。専⽤の器具を使っててこの原理で外してい
きます。
この時、ある程度度の⼒を加えて外していくので痛みを伴います。ブラケットオフの前には必
ず「⼒を加えて外していくので痛いですよ。」と声かけをしています。
特に下顎前⻭は痛みが強いです。下顎前⻭は他の⻭に⽐べ⻭根が細いため、ブラケットを外
す時の⼒に耐えきれず痛みが強く出るのです。
しかし、奥⻭は⻭根が太く複数根ある⻭もあるので、痛みはあまりありません。
先⽇、ある⼥⼦⾼⽣の患者さんが矯正治療を終えブラケットオフをしました。下顎のブラケ
ットオフが終わり、ご本⼈やお⺟さんと少し話をしました。
「下の前⻭、痛かったでしょう?⼤丈夫だった?」とお聞きすると、「(先にブラケットオフ
をした)妹から、下の前⻭の装置を外す時痛いよぉー!って聞いていたから覚悟していたけ
ど…やっぱり痛かったぁ〜。」とニコニコしながら答えてくれました。

この記事は、河底歯科・矯正歯科院長河底晴紀が書いております。

◾️資格

・歯学博士

・日本矯正歯科学会認定医

◾️所属

日本臨床歯科学会(SJCD)

K-Project

・FCDC

MID-G 

広島県歯科医師会

福山市歯科医師会 理事

一般社団法人福山市歯科医師会附属福山歯科衛生士学校 歯科矯正学講師

 

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