今年も残すところ、わずかとなりました。
2019年の河底歯科・矯正歯科を振り返りますとこの1年もまたあっという間に過ぎました。
参加しているMID-Gでのマニュアルコース表彰式、歯科衛生士学校での矯正学講義担当、消費税アップ、院内のデジタル化の推進・・と今年も例年に劣らず多くの出来事がありました。また、「一年の計は元旦にあり」という諺(ことわざ)がありますが、当院は毎年元旦よりも早く11月くらいには来年の計画を立てるようにしています。
スタッフも同じです。
野球の大谷選手が花巻東高校一年のときにドラフト1位指名を受けるために自分がやらなければならないことを一覧にして書き出していたのを当院でも同じようにやっています。
医院として個人としてどんな風になっていきたいか、目標を見える化して前に進んでいます。
また、話はガラリと変わりますが、年末といえば大掃除ですよね。
我が家も十分とは言えないながらも大掃除に着手しました。1日では終わらないほど普段掃除をためてしまっています。この掃除をするときに、私はいつも歯のクリーニングのことを考えます。
掃除だって毎日こまめにやっておけばこんなに大変にはならないのです😅
台所やトイレ、風呂、、、、水回りは本当に掃除が大変です。私の場合、泡ハイター、歯ブラシ、クエン酸、ありとあらゆる薬剤、道具を使います。車の掃除には高圧洗浄機も使います。また、頑固な汚れのついた子供のシューズを洗うのは超音波を使います。
これって本当に歯のクリーニングに似ているんです。きっと毎日の歯磨きが十分ならば大変ではないのですが、だいたい歯科に来られる方は、プラーク、歯石がついています。
当院でもエアフロー、超音波スケーラー、ハンドスケーラー、歯磨剤もいろんな種類を使っています。あの手この手、道具と専門技術できれいに磨いていきます。
そのパワーをご覧ください。歯面に水とパウダーを吹き付けて汚れを吹き飛ばします。
↑エアフローを使用して清掃している歯科はまだごく少数です。おうちにはない道具や機械で専門的に磨きます。
歯周病はこんな感じです。歯周病は感染症ですのでとにかく、バイキンを減らしていくことです。歯科でクリーニングに通う治療期間中も朝昼晩、食べ物を食べる度に、飲み物を飲む度に汚れはついていきます。
エアフローにはきれいにするだけの効果ではなく、新たなバイキンを付着しにくくする効果もあります。
歯石はただの汚れと思わないでください。歯を支えている骨をどんどん溶かしていく病気です。
基本的に歯周病はサイレントキラーですので症状がなく、じわじわと進行していきます。歯茎の中はこんな風になっています。あれ?歯が少し長くなったかな?ぐらぐらしてきたかな?と思ったときには相当歯周病が進んでいると考えてください。
毎日、使わないといけないお口の中です。是非きれいにしてあげてください。毎日、当たり前と思って食べている食事も歯が十分にあってこそです。
お忙しい方も年末または年始に、またそれも忙しくて歯科にいけなかった方はせめて自分の誕生日月にご褒美として歯科でクリーニングしてみてください。舌で歯を触ってみると歯ってこんな形だったんだな、と改めて思えるほどきれいになります。当院は滅菌にも大変力を入れています。一生笑って、自分の歯で食事ができるようにお手伝いいたします。
この記事は、河底歯科・矯正歯科院長河底晴紀が書いております。
・歯学博士
・日本矯正歯科学会認定医
◾️所属
・FCDC
・福山市歯科医師会 理事
・一般社団法人福山市歯科医師会附属福山歯科衛生士学校 歯科矯正学講師