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体の不調の原因は銀歯かも!?かぶせの種類について

日本矯正歯科学科認定医・歯学博士 河底晴紀

皆さんのお口の中にはどのようなかぶせが入っていますか?

金属や白いかぶせ、保険や自費などかぶせの種類は様々です。

そこで今日は、当院で扱っているかぶせについて書いていきたいと思います。

 

今までいろいろな方のお口の中を診てきましたが、かぶせが入っている方の中でほとんどの方が金属のものが入っている印象があります。

その中でも最近では、虫歯になりにくい、見た目が気になるということから、金属を白いかぶせに変えたいという方が増えてきています。

 

その中でも、保険と自費のものがあるのは皆さんご存知だと思いますがもう少し詳しく書いていきますね。

 

保険・・・定められた材料や治療方法の範囲内で行う治療なので、使用する材質に制限があります。金属やプラスチックを使ってかぶせをつくります。歯垢が付きやすい素材で二次むし歯にもなりやすいです。メンテナンスの仕方にもよりますが、歯と金属は接着しにくいので隙間から二次むし歯となることが多く再治療が必要になりかえって費用が高くつくことがあります。

また、金属を口の中に入れるということは金属アレルギーの原因ともいわれています。金属アレルギーは自覚のない方も多くいらっしゃいますが、口の中にいれた金属はとけだし、体に蓄積されていきます。もしかしたら体調不良の原因が銀歯かもしれません。(東洋経済オンラインの記事より

 

 

保険内だからと言って銀歯を選びがちですが、様々なリスクがあります。

ちなみに、銀歯は50年作り方が変わっていません。多少精度は上がっているものの

基本的には、粘土のような材料(アルジネート印象材)で歯の型をとり手作業で作っていますので経験と勘が頼りなので歯と金属の間に汚れが溜まりやすく隙間から虫歯(二次むし歯)になっていくのです。

 

自費・・・保険が適応されず、全て自己負担となりますが、使用する材料に制限はありません。

適合性や審美性、機能性、耐久性に優れたものが多くありますので治療目的に応じて選ぶことができます。歯垢も付きにくいですし、二次むし歯になりにくいので歯を長持ちさせることができます。健康へのリスクもほとんどありません。

 

当院の場合(自費)

詰め物:ジルコニアインレー、セラミック(e-max)インレー、ハイブリットインレー

かぶせ物:ジルコニアセラミッククラウン、オールセラミッククラウン(e-max)、ジルコニアセラミッククラウン 

を取り扱っています。自費のかぶせメニューからは完全にメタルをなくしています。

 

自費診療では、歯の型取りをする際にはシリコンを使用しますので精度の高い歯の型取り

ができます。隙間のないぴったり合う詰め物やかぶせ物ができます。

今まで保険でいいやと思われていた方でもいざ自費のかぶせを入れられると違いが分かり、その仕上がりにきっと満足できるはずです。また、毎日の歯磨きの仕方が変わったり、メンテナンスに定期的に来られたりと、歯に対する意識が高まると思います。

女性なら思い当たるかもしれませんが、高いお金を払って買ったカバン、大切に扱いませんか?

この気持ちが実は大切なのです。少し高くても、がんばって買ったカバンを大切に扱うように、自費のかぶせものを入れられたり、矯正治療をされたりした方はかなりの確率で歯に対する意識が高くなります。がんばっていれたかぶせものですから、当然です。長持ちしてもらわなくては困りますよね。

健口(けんこう)と審美の両立ができるのが自費診療なのです。消費税が上がる前にご自分のお口に対して意識を上げてみてくださいね。

筆者プロフィール:河底晴紀(歯学博士/日本矯正歯科学会認定医)

この記事は、河底歯科・矯正歯科院長河底晴紀が書いております。

◾️資格

・歯学博士

・日本矯正歯科学会認定医

◾️所属

・日本臨床歯科学会

K-Project

・FCDC

MID-G 

広島県歯科医師会

・福山市歯科医師会 理事

 

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