こんにちは。アシスタントの重森です。
暑い暑い夏も落ち着き、少し過ごしやすくなってきましたね。
この夏は猛暑が続き、私はいつもより冷たいビールを飲む量が増えました!!
あなたはどうでしたか?
ついつい、甘くて冷たいかき氷を食べる機会が増えたり、
水分を補うためスポーツドリンクの量が増えたりとしませんでしたか?
冷たいものや甘いものを口にした時に「うぅっ!!」と歯がしみた方!
ぜひとも定期検診にお越しください。
もしかしたら、むし歯かもしれません。。。
今回は、
「知っているようで実はよく知らない?!むし歯の進行程度と歯の根っこの治療」
についてお話しします。
【むし歯の進行程度】
歯医者さんに行くと、先生や衛生士さんから
「冷たいものを口にしたらしみますか?お味噌汁などの温かいものだとどうですか?」
と聞かれたことはありませんか?
実は、歯医者さんではこの質問でむし歯の進行具合をさぐろうとしています。
むし歯の進行程度をイラストで説明すると次のようになります。
C1:エナメル質が酸に侵されて溶けだした状態。痛みなどの自覚症状はほんとんどない。
C2:むし歯が象牙質までに達しているが、まだ歯髄(歯の神経)までは侵されていない
状態。甘いものや冷たいものにしみたりする。
C3:むし歯が歯髄(歯の神経)まで達している状態。冷たいもの甘いもののほか、熱い
ものにもしみる。歯茎が腫れ、何もしないでも痛みを感じることもある。
C4:歯冠部がほぼ崩壊してしまい、かろうじて歯根部だけが残った状態。歯髄も死んで
しまっているため、痛みなどの自覚症状はない。
【歯の根っこの治療とは・・・】
歯の根っこの治療が必要となるのは「C3」から。むし歯が歯の神経にまで達している状態です。
この場合、むし歯に侵された歯の神経を取り除き、歯の根っこの中をきれいにします。そして神経の変わりとなる薬を根っこに充填します。
この歯の根っこの治療のことを「根管治療」といいます。
【当院ではラバーダム防湿を行っています】
根管治療を行うとき、当院では、「ラバーダム防湿」を行います。
「ラバーダム防湿」とは、治療する歯以外を薄いゴム製シートで覆いかぶせて口腔内の唾液や細菌による感染を防止する方法です。
ラバーダム防湿を行うことで、さまざまな口腔内細菌が根管に入ることを防ぎ、無菌的な処置を行うことが可能となります。患者様にとってもお水が口の奥に流れ込んでいくのを止めますから、ラバーダムをしたほうが通常は楽です。
このラバーダム防湿、日本以外の先進国では一般的に行われているのですが、日本ではあまり行われていません。
アメリカでは90%近くの歯科医院が行っているのに対して、日本では約5%~25%程度の歯科医院でしか行っていないというデータもあるようです。準備もいるので時間もかかりますが、当院ではラバーダム防湿をしっかりと行って丁寧に治療をしておりますので安心して治療を受けて頂けます。
とは言っても、一番いいのは、根管治療をしなくてもよい状態を保つことですよね!
暑さ対策も水分補給もとても大切です。
でも、糖分を採る機会が増えると、むし歯のリスクも高くなる・・・
この事もお忘れなく!
そして、3ヶ月に1度の定期検診も忘れずに受けてお口の健康を保ちましょう!!